まず状態という言葉は、電子の
@スピンの向き
A方向
Bエネルギー(速度)
の組み合わせを指します。特定の状態にある電子はパウリの原理によって,
物質中に1個だけです。
それでは、@とAに関わらず、あるエネルギーを持った電子の数の統計を取ってみます。
つまり、方向やスピンの向きを問わず、ある速度で走り回っている電子がいくつあるのかを
グラフにしてみます。
この電子の状態の統計グラフ(状態密度)をみれば、その物質の中にい
る1023個の電子の様子(電子状態)がわかります。