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 板谷グループ 極短パルス高調波レーザーの開発


 研究目標

・繰り返し1kHzの高強度超短パルスレーザーを物性研E棟に整備します。
・極紫外から軟X線(光子エネルギー20~300 eV)の高次高調波発生を実現し、フェムト秒からアト秒領域の超高速光電子分光・吸収分光のためのビームラインを整備します。

 研究メンバー               
                 
板谷 治郎      准教授 
石井 順久     助教    
金井 輝人     技術専門職員   
北野 健太     学振特別研究員   
Henning Geiseler  特任研究員
Tianjiao Shao    D2
Florian Geier     D1
金島 圭佑      D1


    

 研究の現状(2014年1月)


・プロトタイプIR-OPCPA光源によって、高安定・高ビーム品質・位相安定化された高強度極短赤外パルス発生が実現しました(左図)。
・位相安定な高強度赤外光源を用いて、光子エネルギー330eVまでのコヒーレント軟X線の発生に成功しました。観測結果が高次高調波発生の量子シミュレーションとよく一致することから、炭素K吸収端付近でアト秒の軟X線パルスが発生していることが予想されています(図2)
・今後は、このプロトタイプIR-OPCPA光源で得られた知見を元に、超高速軟X線分光に向けて高度化されたIR-OPCPA光源をE棟で開発します。
 
 
   

左図:位相制御された高強度赤外レーザーパルス。
右図:レーザー位相によって制御された軟X線高次高調波スペクトル

委託・実施機関

 
(受託者(委託先))
 住 所 

 東京都文京区本郷七丁目3番1号
 機関名 国立大学法人東京大学

 代表者 辛 埴

 E-メールアドレス:

 shin@issp.u-tokyo.ac.jp


(再委託先)
 住 所 

 兵庫県佐用郡佐用町光都

 一丁目1番1号
 機関名 

 公益財団法人高輝度光科学

 研究センター

 代表者 木下 豊彦

 E-メールアドレス: 

 toyohiko@spring8.or.jp